あさドラ! (5)

あさドラ! (5) 浦沢 直樹 (著)

楽しみにしていたGWが終わり、今日からまた仕事です。憂鬱な人も多いのではないでしょうか?

さて、いま、私の人生の中で最も忙しいときなのではないかと思うわけですが、そのなかでチョットした息抜きが「マンガ」です。
なかでも一押しがこれ、「朝ドラ」。著者の浦沢直樹さんは脇役の描き方がとても上手で、これまでの作品でも主人公より記憶に残る脇役を多く残してくれています。
半年に一度新刊が出るので、とても楽しみにしています。
が、だんだんストーリーを覚えておくことが出来なくなり、新刊が出るとその都度一巻から読み直して復習が必要になってしまいました。
大型連休がマンガの復習で終わるというのもどうかと思うのですが…。平和だからこそ、のんびりマンガが読めるわけです。

願わくば、電子書籍で出してもらうと、老いてきた目に優しいのですが、著者は電子書籍嫌いなようなので、それはそれで良いかもしれません。
(雑誌サイズの単行本が出ると楽なのですけどね。)

さて、第1巻の冒頭は2020年のオリンピックを目前にした東京に怪獣が出現するところから、始まっています。何科を暗示するような始まりで、その次の舞台は1959年の伊勢湾台風に遡り、現在に順次話が進む筋立てですね。
今回の舞台は稲村ヶ崎(といっても延々海の上なのですけど)。お勧めの一冊です。もちろん読んだことがない人は1巻からどうぞ。

あさドラ! (5) (ビッグコミックススペシャル) コミック
浦沢 直樹 (著)

五輪開催危うし?“アレ”を止めろ、アサ!

1964年10月9日、東京オリンピック開催前夜!
世紀の祭典を目前に、浅田アサ…
伊勢湾台風で家族を奪い去った(?)
“アレ”と再び相対す!!

自分とアサを陥れようとしたトップ屋(新聞記者)の罪を被り、警察に出頭したおっちゃん。
怪しいスカウトの口車に乗り、夢の芸能界へ踏み出すヨネちゃん。
愚連隊に襲われた窮地を女子プロレスラーに救われ、憧れるミヤコちゃん。

それぞれの人生のドラマが急転する中、
その夜、稲村ヶ崎に迫りくる、謎の巨大怪獣“アレ”。
雨風吹きすさぶ、最悪の天候。

わずか17歳の少女に託された
東京オリンピックの死守。

「今逃げたら、“アレ”が上陸してしまう!!」

偵察を命じられたアサの愛機・パイパーカブが
真っ暗な空を駆ける!!
そこへ“アレ”の牙が迫り…
さらなる窮地がアサを襲う――!?

「おっちゃん……あたしどうすればいい?」

人知れず昭和を守り抜いた少女の迫る危機…!
漫画の最前線をゆく浦沢直樹が描く、
愛と笑いと涙の一代記、手に汗握る第5集!!

【編集担当からのおすすめ情報】
中日新聞(2019年4月28日付)朝刊一面トップ記事掲載!
第1集は「2019年上半期最も売れた1巻ランキング」第2位!(ほんのひきだし調べ)

各所で話題騒然!!
コロナ禍で楽しさが消えた昨今、
なんとかして読者の方々に「読む喜び」を届けたい!
そんな思いで発売された『あさドラ!』最新刊、
待望の第5集です!!

アサを巡りうごめく、大人たちの思惑。
姿の見えない敵、迫る国家的危機。
作中も現実も、東京オリンピック間近…!
アサのために罪を被った春日のおっちゃん。
夢に向かって青春まっさかりの親友・ヨネちゃんとミヤコちゃん。
アサのことを思って帰りを待つ、育ての親・きぬよさん。

辛いことの多い昨今ですが、
この作品のキャラクターたちも皆、
激動の時代の中であなたと同じように悩み、
寄り添い合い、生きている。

その姿を見ているだけで、
明るい気持ちになるきっかけが、この作品の中にあります。

この手に汗握る展開、今読むからこそ心に響く、最新最高の浦沢ワールドで
「面白さ」の神髄を体感してください!