「日米で診療にあたる医師ら10人が総力回答! 新型コロナワクチンQ&A100」
「日米で診療にあたる医師ら10人が総力回答! 新型コロナワクチンQ&A100」
宇部市内でも医療従事者向けの新型コロナウイルスワクチンの接種が始まり、現在のところ大きなトラブルはないようです。
私が担当する特別養護老人ホームでも、入居者向けの第1回接種が完了しました。
施設スタッフと事前に机上シミュレーション、実地での予行演習を経ての実施。特別養護老人ホームのスタッフと当クリニックのスタッフによる、事前の完璧な準備のおかげで、私の所要時間は1時間足らずで約60名の接種を行うことが出来ました。
診療所単位での外来におけるワクチン接種も随時、GW明けからスタートします。
現在は順番予約を受け付けているところですが、その際には多くの質問が寄せられます。
中には、実際とは真逆のことを信じ込んでいる人もいて困ることも多々あります。
曰く、「高齢者はワクチン接種をすると危ない?」
曰く、「花粉症や食物アレルギーがある人はワクチンをしないようが良い?」
曰く、「喘息があるとワクチンが打てない?」
曰く、「持病がある人はワクチンを打つと危ない?」
etc…。
なかには確かに、もっともな質問をされる人もいて、当クリニックのスタッフはその都度、誠実に質問に回答しています。
しかし、多くは無責任に流されるワイドショー、記者の署名がないゴシップ誌などで、なんとなく聞いたような内容で、不安になっている場合がほとんどです。
(高齢者を不安に陥れるだけの、署名のない新聞記事やネット発言というのは、たとえそれが結果的に正しかったとしても悪弊が多いように感じます。)
さて、そのほとんどの疑問に答えてくれるのが本書です。
現場にいても頷けることばかりで、決して学者先生の独りよがりではありません。
私は電子版ですべてに目を通しましたが、信頼できる書籍と考えています。
コロワくんサポーターズ (著)
著者について
日米で新型コロナ感染症の治療やワクチン接種に当たっている日本人医師ら10人。新型コロナワクチンに関する一般市民の不安や疑問を解決するため、SNSを通じて情報提供を行うプロジェクト「コロワくんの相談室」を手がける。代表を務める米国内科専門医の山田悠史氏は、慶應義塾大学医学部を卒業後、日本各地の病院の総合診療科に勤務。2015年からは米国ニューヨークのマウントサイナイ大学関連病院の内科に勤務しつつ、国内では全国の総合内科医の教育団体JHospitalist Network世話人やニュースメディアNewsPicksの公式コメンテーター(プロピッカー)等として活躍中。