ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種について

HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。

当クリニックでは「ガーダシル」による予防接種に対応しています。

詳細は宇部市ホームページにてご確認ください。

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種について

子宮頸がん(しきゅうけいがん)は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因であることが明らかになっています。
日本では、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは2013年4月に小学6年生から高校1年生に相当する年齢を対象に定期接種となりましたが、その2か月後にワクチン接種後の原因不明の慢性疼痛などを伴う有害事象報告があり、現在、積極的な接種勧奨が差し控えられています。
※有害事象とは、薬物との因果関係がはっきりしないものを含め、薬物を投与された患者に生じたあらゆる好ましくない、あるいは意図しない徴候、症状、または病気のことをいいます。
定期の予防接種自体は中止されていませんので、対象年齢の方が接種を希望される場合は、定期接種として受けることが可能です。
接種に当たっては、ワクチンの「意義・効果」と「接種後に起こりえる症状」の両方について確認し、検討してください。
(参考:HPVワクチンの接種を検討しているお子さまと保護者の方へ(厚生労働省))

HPVワクチンの接種効果等について記載したリーフレットを厚生労働省が作成しております。
リーフレット及び資料は、下記の厚生労働省ホームページから確認できます。
厚生労働省ホームページ(外部サイトへリンク)

ワクチン接種の「意義・効果」

子宮頸がんの主な原因ウイルスの感染を防ぎます。
予防法

接種対象者

小学6年生~高校1年生相当年齢の女子
標準的な接種対象者:中学1年生

ワクチン名サーバリックスガーダシル
接種回数・間隔いずれも6か月で3回 ※詳細は下記を参照

※高校1年生は、9月中に1回目の接種をすると3月までに3回の接種を終えることができます。詳細は医師にご相談ください。

接種間隔・回数

3回とも同一のワクチンを使用します。

サーバリックスの場合

1か月以上あけて2回注射した後、1回目の注射から5か月以上かつ2回目の注射から2か月半以上あけて1回

ガーダシルの場合

1か月以上あけて2回注射した後、2回目の注射から3か月以上あけて1回


予防接種における間違いを防ぐために(2019年改訂版)より

ワクチン接種後に起こりえる症状

主なものは接種部位の痛みやはれです。

  • HPVワクチン接種後にみられる主な症状には、接種部位の痛みやはれ、赤みがあります。
  • HPVワクチンにはサーバリックスとガーダシルの2種類があります。
  • 一定の頻度で発生する副反応については、下表のとおりです。
    ※()内は国内臨床試験において、接種後にみられた局所(注射部位)の副反応発生割合を記載しています。(サーバリックスは接種後7日間、ガーダシルは接種後5日間又は15日間)
発生頻度ワクチン:サーバリックス(2価)ワクチン:ガーダシル(4価)
80%以上疼痛(99.0%)・発赤(88.2%)疼痛(82.7%)
50~80%以上腫脹(78.8%)・疲労感(57.7%) 
10~50%以上筋肉痛(45.3%)・関節痛(20.3%)、頭痛(37.9%)、胃腸症状(24.7%)、掻痒など腫脹(28.3%)、紅斑(32.0%)
1~10%以上蕁麻疹(2.6%)、発熱(5.6%)、めまいなど掻痒(6.4%)・出血(1.8%)・不快感(1.6%)、発熱(5.7%)、頭痛(3.7%)
1%未満注射部位の知覚異常、感覚鈍麻(しびれ感)、全身の脱力硬結、四肢痛、筋骨格硬直、腹痛・下痢、白血球数増加
頻度不明四肢痛、失神、リンパ節症など疲労・倦怠感、失神、筋肉痛・関節痛、嘔吐など
  • その他、接種部位のかゆみや出血、不快感なども報告されています。

まれですが重い症状が報告されています。

  • 呼吸困難、じんましんなどを症状とする重いアレルギー(アナフィラキシー)
  • 手足に力が入りにくいなどの症状(ギラン・バレー症候群という末梢神経の病気)
  • 頭痛、嘔吐、意識の低下などの症状(急性散在性脳脊髄炎(ADEM)という脳などの神経の病気)

※対象者や接種回数などについては、予防接種一覧をご覧ください。

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