新型コロナウイルスの蔓延に関連して診療時間を短縮することにしました。 夕方の外来については当面休止します。

緊急事態宣言の画像
画面内のウイルス画像はストックフォト用に制作したCGです。

新型コロナウイルスの蔓延に関連して、診療時間を短縮することにしました。
夕方の外来については当面休止します。

※午前(AM)の外来については今まで通りに継続いたします(感染症予防に努めつつ継続します)。
※午後(PM)の定期訪問診療(在宅医療)も今まで通り継続いたします。
※新規の訪問診療(在宅医療)の受け入れも積極的に行います。

理由はいくつかあります。

最大の理由は「緊急事態宣言」の発令です。
当クリニックもこれに最大限協力し、外来診療時間を減らすことで、外出する人を減らし宇部市内でのコロナウイルス蔓延予防に協力します。

コロナウイルス対策に関して、当クリニックでもかなりの労力が費やされており、本来の業務(訪問診療・内科外来・心療内科外来)に支障が出て、診療の質が担保できなくなっています。諸々の書類作成が遅れておりますこと、関係者に深謝します。

次に、在宅ワークが増え、オンライン診療では対応できない患者さん(どうしても来院が必要な患者さん)も午前中に受診可能となっていることもあります。(オンライン診療で対応可能な患者さんはオンラインで対応予定です。)

最後に、波乗りクリニックとして私やスタッフのマンパワーを訪問診療に注力したいという気持ちがあります。

現在、東京や大阪で発生している医療崩壊ギリギリの状態が、今後、宇部市内でも生じる可能性があります。いま、大都市圏に居住している学生が、続々と地元に戻っていっています。家族内クラスターが発生することは必至です。とくに宇部市内は優秀な高校があり、空港や新幹線などアクセスが良く、地方都市でのクラスター発生の要因を兼ね備えています。関東・関西圏から帰省した優秀な学生がウイルスを持ち帰ることは容易に想像できます。もちろん、そうならないことを祈りますが、その際にはコロナウイルス感染患者のベッドを確保するため、現在宇部市内の病院に入院治療中の患者さんでも、自宅療養可能と判断されたグループは自宅へ戻ることになります。
その時には当クリニックが本業である訪問診療の部分で貢献しなければならず、その時に備えて医療資源(医師・看護師の人的資源を含めて)を温存する必要があるのです。

パンデミックが現実のものとなって以来、訪問診療の患者さん・かかりつけの患者さん・スタッフを守るためその対策に奔走してきました。
私も睡眠時間を削れるだけ削って働いてきましたが、現在平均睡眠時間が2-3時間/日になっており、これ以上の負荷がかかると、我々も易感染状態になりそうです。

現在の状況はまさに大東亜戦争当時のミッドウェー海戦の様相です。コロナウイルスとの戦いは、「これに勝つか負けるか」私にはわかりませんが、最悪の事態を想定し、疫病が去った後の復興もにらんで対応していく必要があります。

皆さんの命、大切な人の命を守るため、ご理解ご協力いただきますようお願いいたします。

※午前(AM)の外来については今まで通りに継続いたします。(感染症予防に努めつつ継続します)
※午後(PM)の定期訪問診療(在宅医療)も今まで通り継続いたします。
※新規の訪問診療(在宅医療)の受け入れも積極的に行います。