内科医・かかりつけ医のためのアルコール使用障害治療ハンドブック

内科医・かかりつけ医のためのアルコール使用障害治療ハンドブック

https://www.amazon.co.jp/dp/4880029238

ブログ・SNSの更新できず、患者さん達にもご心配をおかけしておりますがなんとか元気でやっています。

 さて、私が(ちょこっとだけ)分担執筆している「内科医・かかりつけ医のためのアルコール使用障害治療ハンドブック」が3/2に発売されることが決まりました。
 Amazonでの予約販売も始まっているようです。
 主に埼玉県立精神医療センター副病院長の成瀬暢也 先生が編集・執筆されています。
 私、波乗りクリニック院長の小早川は、P179からの4ページを担当しています。どうぞよろしくお願いいたします。

書籍紹介:
アルコール使用障害は一部の専門医だけが診るものと決めつけていませんか?
 糖尿病、脂肪肝、不眠にはアルコール問題が隠れているかもしれません。
外来男性患者の10人に1人が問題飲酒者です。
消化器内科医やかかりつけ医が健康診断や日々の診療で気づき、減酒指導を始めることが重症化を防ぎます。
飲酒量低減薬ナルメフェン活用術や減酒外来の取り組みを多数紹介した、今日からできる臨床医向けハンドブックです。

【目次情報】
chapter 1 アルコール使用障害治療の大きな転換
1 軽症群に対する早期介入の推進の重要性 11

chapter 2 アルコール使用障害の基本を理解する
1 アルコール依存症とアルコール使用障害の違い 21
2 アルコール依存症の大多数は治療につながっていないのか 30
3 アルコール健康障害対策基本法の施行に伴う動向 37
4 アルコール使用障害の背景に何があるのか 49
5 アルコール使用障害はどのように治療し回復するのか 57
6 アルコール使用障害のスクリーニングと重症度評価 65

chapter 3 プライマリ・ケアや産業保健でのアルコール使用障害への介入
1 プライマリ・ケアにおけるアルコール使用障害への介入 71
2 総合病院におけるアルコール使用障害の治療 79
3 アルコール使用障害の治療のポイント 89
4 プライマリ・ケアでできるブリーフインターベンション 97
5 アルコール使用障害患者のために内科医はどのような連携をとるべきか 106
6 地域保健におけるアルコール使用障害患者への対応 114
7 職場におけるアルコール使用障害者への対応 122
8 産業保健におけるブリーフインターベンションの効果 130
9 プライマリ・ケア,産業医から専門医療機関へのつなぎ方 138

chapter 4 飲酒量低減外来とナルメフェン導入が治療を変える
1 飲酒量低減薬を使ったアルコール使用障害の治療の実践 145
2 飲酒量低減薬を使った治療の実践
   ①湘南慶育病院消化器内科 155
   ②北茨城市民病院附属家庭医療センター 161
   ③佐賀県医療センター好生館 165
   ④さくらの木クリニック秋葉原 170
   ⑤各務原病院 175
3 専門医でなくてもできる介入
   ①波乗りクリニック 179
   ②ロコメディカル江口病院 183
   ③兵庫県立はりま姫路総合医療センター 187

chapter 5 専門医はどのような治療を行っているか
1 外来専門医療機関での治療 191
2 専門医療機関における減酒外来の実際 197
3 依存症専門医から内科医への助言と応援 205
4 アルコール使用障害を抱える人と関わるコツ 212
5 動機づけ面接の実際 221
6 ワークブックを使った認知行動療法的アプローチの実際 229
7 女性の患者の特徴と治療 235
8 高齢の患者の特徴と治療のコツ 243
9 自助グループへの誘い方 251

   付録 内科医と精神科医のためのアルコール問題に役立つツール 259